Twitterを覗いていると今まで知らなかったバンド、
曲に出会えてなんとも面白いのですが、
今回かなり面白いものを見つけました!
なんとBLACK SABBATH(ブラック・サバス)の曲に合わせて、
バレエを踊るというものです!
英国の5大バレエ団の1つである、
「バーミンガム・ロイヤル・バレエ団」によるもので、
カルロス・アコスタ氏が芸術監督を務めています。
このカルロス氏がバーミンガムの文化遺産を讃えるため、
バーミンガム出身のバンドであるBLACK SABBATH、
Tony Iommi「トニー・アイオミ」御大に話を持ちかけ、
これにOzzy Osbourbe(オジー・オズボーン)も賛同。
世界初のメタル・バレエが誕生することとなりました。
内容はと言うと3部構成で、
工場勤務をする4人の若者が、
ロック史上最高のバンドの一つになるサクセス・ストーリーを描いており、
Paranoid、Iron Man、War Pigs、Sabbath Bloody Sabbathといった
お馴染みの名曲がアレンジされて使用されるとのことです。
動画を見てみると、
Paranoidに合わせてのバレエなので、
なんとも不思議な感じですね。
ヘドバンやエアギターのような動きもあり、
バレエを知らないHR/HMファンにとっても楽しむことが出来そうです。
実際チケット購入者の7割ほどがHR/HMファンとのことで、
新たなファンを取り込むことにも成功していそうですね。
こういったHR/HMとバレエなど、
異色の組み合わせは他にはあるのでしょうか?
日本でメタルとミュージカルを組み合わせた、
「へヴィメタルミュージカル」が存在しています。
劇団☆新感線による「メタルマクベス」!
シェイクスピアによる「マクベス」をアレンジしたもので、
フェンダー国とギブソン国、新興勢力のESP国が火花を散らす2218年という、
これだけでもう気になってしまうストーリー。
バンドが劇中で生演奏するスタイルで、
脚本もあの宮藤官九郎氏と、
これだけでも凄いのですが、
THE冠の冠 徹弥氏も出演しています!
歌舞伎とメタルの組み合わせはないかと調べてみましたが、
残念ながらそれらしいものは見当たらず。
しかしKABUKI METALを名乗るフィンランドのバンド、
WHISPEREDが存在しています!
和の雰囲気漂うメロディックデスメタルバンドで、
コープスペイントでは無く隈取りを施しているのが印象的です。
日本のバンドがこれをやってしまうとイロモノ感が出てしまいますが、
海外バンドがやることで本当に日本が好きなのが伝わってきますね。
歌舞伎にもスーパー歌舞伎など、
ギターを使ったものもあるので、
いつかはメタルと歌舞伎が共演してほしいものです。
なお歌舞伎役者の尾上松也さんはメタルマクベスに出演しています!
陰陽座は元々和の世界観をもったメタルバンドではありますが、
東京、南青山の能楽堂(銕仙会能楽研究所)でライヴを開催。
組曲「義経」〜悪忌判官でも能楽堂でPV撮影を行い、
どちらも世界初だとされています。
ダンスと言えばR&B、HIP HOPが主でしたが、
今ではメタルとダンスの組み合わせは、
世界が誇るものとなりました!
それはもちろんメタルダンスユニットBABYMETAL(ベビーメタル)で、
アルバムMETAL GALAXYがビルボードアルバム総合チャート13位にランクインするなど、
国外でも圧倒的な人気を誇ります。
こうやって異なるジャンルとメタルが交流することで、
ファンが増えることも期待できますし、
なによりメタルはそのサウンドから、
悪いもの扱いされがちですので、
そうではないことを理解して貰うチャンスにもなりますね。
余談ではありますが僕の住む富山のサッカーチーム「カターレ富山」では、
ハーフタイムが終わって後半が始まる前に、
ANGRA(アングラ)のCarry Onが流れます。
スタジアムDJの方がメタル好きで、
ブラジル人選手も数人所属しているため、
かかっているようです。
流れていてどれだけの人がANGRAに気が付いているでしょうか(笑)