奇跡のリユニオンを果たし、
未だ存在感を見せるバンドHELLOWEEN(ハロウィン)。
初期の名盤KEEPER OF THE SEVEN KEYS PART 1「守護神伝 -第一章-」、
1987年リリースのKEEPER OF THE SEVEN KEYS PART 2「守護神伝 -第二章-」は
未だに高い人気を誇ります。
この印象に残るアートワークを手がけたのは「Uwe Karczewski」氏。
そのUwe Karczewski」氏ですが、
残念ながら死去したことがHELLOWEEN公式SNSによって伝えられました。
楽曲の魅力もそうですが、
あのアートワークがあってこそ、
「守護神伝」は完成したはずです。
そこで今回はHR/HM名盤の印象的なアートワークを誰が手がけたのか
探っていきたいと思います。
まずは1978年9月28日リリース、
BLACK SABBATH(ブラック・サバス)8枚目のアルバム、
Never Say Die!「ネヴァー・セイ・ダイ」。
戦闘機乗りの姿をデザインしていますが、
肌は全く見えておらず、
かなり無機質な印象を受けます。
IRON MANのトニー・スタークがこの顔をデザインしたTシャツを着ていたことで、
一般的にも知名度が高いですが、
これを手がけたのは、
イギリスのアート・デザイン・グループHipgnosis「ヒプノシス」。
「ロックシーンに最も影響を与えたデザイナー集団」と称され、
1973年3月1日リリース、
ロック、プログレ史に残る超名盤で、
PINK FLOYD(ピンク・フロイド)の
THE DARK SIDE OF THE MOON 「狂気」や
MICHAEL SCHENKER GROUPが1980年にリリースした1stアルバム、
神(帰ってきたフライング・アロウ)、
RAINBOW(レインボー)が1981年にリリースした、
Difficult to Cure「アイ・サレンダー」、
LED ZEPPELIN(レッド・ツェッペリン)が
1973年3月28日にリリースした5thアルバム、
Houses of the Holy「聖なる館」など、
タイトルを聞いただけでジャケットも思い浮かぶのではないでしょうか?
ここには書き切れませんでしたが、
他にもHR/HMバンドのアートワーク、
そしてロックの名盤のアートワークを多数手がけています。
芸術的でありどこか不気味さを感じさせるアートワークばかりで、
作品の世界観をより広げてくれるものばかりです。
メタル界の王者IRON MAIDEN(アイアン・メイデン)は、
エディを中心とする様々な世界観がアートワークで繰り広げられていますが、
このアートワークを描いているのは、
イングランドのイラストレーターDerek Riggs「デレク・リッグス」。
デビュー・アルバムIRON MAIDEN「鋼鉄の処女」からアートワークを手がけ、
Eddie the Head「エディ・ザ・ヘッド」を産み出したことでも知られています。
The Number of the Beast「魔力の刻印」、
Piece of Mind「頭脳改革」、
Powerslave「パワースレイヴ〜死界の王、オシリスの謎〜」など、
初期のメイデンを支えたといっても過言ではないイラストレーターです。
IRON MAIDENは他にもMark Wilkinson「マーク・ウィルキンソン」を起用。
2021年の最新作SENJUTSU「戦術」の侍エディは、
マークによるもので、
細部まで緻密に描かれたエディは、
恐ろしくありつつも魅入ってしまいます。
他にはThe Book of Souls「魂の書〜ザ・ブック・オブ・ソウルズ〜」、
JUDAS PRIEST(ジューダス・プリースト)の
Painkiller「ペインキラー」や
Angel of Retribution「エンジェル・オブ・レトリビューション」も手がけています。
印象的なアートワークといえばMEGADETH(メガデス)も忘れてはいけない存在。
その象徴としてVic Rattlehead「ヴィック・ラトルヘッド」がありますが、
これを産み出したのはアメリカのアーティストEdward Repka「エドワード・レプカ」。
スラッシュメタル屈指の名盤Rust in Peace「ラスト・イン・ピース」を始め、
強烈な存在でMEGADETHの価値を高めました。
他にもDEATH(デス)のScream Bloody Gore「スクリーム・ブラッディ・ゴア」、
LEPROSY「レプロシー」なども手がけています。
魅力的なアートワークはまだまだありますが、
数がかなり多いので今回はかなりメジャーどころを紹介させていただきましたが、
今後も魅力的なものをドンドン紹介していこうと思いますので
ご期待ください!