メタル界の王者IRON MAIDEN(アイアン・メイデン)のニューアルバムが
2021年9月3日に発売し、
そのタイトルに注目が集まっています!
その名もなんとSenjutsu「戦術」!
今までも「魔力の刻印」、「頭脳改革」や「第七の予言」など、
印象的なタイトルはありましたが、
これらは日本で付けた「邦題」。
実際には「The Number Of The Beast」、
「Piece Of Mind」、「Seventh Son of a Seventh Son」といったタイトルです。
しかしながら今回はSenjutsuとそのまま日本語なタイトル!
ツアー名も「Senjutsu world tour」となるのでしょうか?
アルバムのアートワークも兜、甲冑を着込んだサムライ・エディですので、
日本人としてはワクワクしてしまいますね!
IRON MAIDENとしては日本語がそのままタイトルとなるのは初めてですが、
他のバンドはどうなのでしょうか?
そこで今回は日本語タイトル、曲名が付けられたケースをご紹介します!
まず思い浮かぶのは大ベテランのRIOT(ライオット)。
1975年リリースの2ndアルバムNARITA「ナリタ」です。
アザラシのジョニーが力士姿となり、
斧を持った姿はほとんどの人が目にしたことがあると思います。
「成田」とジャケットに漢字でかかれているのもポイントが高いです。
成田闘争をモチーフとしたらしいですが、
1stアルバムが日本で人気を博したことも理由の一つでしょう。
母国スウェーデンを始め、
LOUD PARKに出たことで日本でも人気が爆発したSABATON(サバトン)も、
2016年リリースのアルバムTHE LAST STAND「ザ・ラスト・スタンド」で、
日本語タイトルが付けられた曲があります。
その名はSHIROYAMA!
1877年の西南戦争、城山の戦いをモチーフとしており、
西郷隆盛について歌われています。
SABATONらしいパワー溢れるサウンドながら、
どこかもの悲しい・・・。
TRIVIUM(トリヴィアム)は山口県岩国市生まれの、
マシュー・キイチ・ヒーフィーがいることもあってか、
アルバムSHOGUN「将軍」を2008年にリリース。
アルバムにもKIRISUTE GOMEN「斬り捨て御免」が収録され、
アートワークも漢字で「将軍」と書かれるなど
(バンドが行きつけの鮨屋のオーナーの奥さんが書いたようです)
日本へのリスペクトが強いアルバムとなっています。
台湾のバンドCHITONIC(ソニック/閃靈樂團)は
TAKASAGO ARMY「高砂軍」を2011年にリリースしており、
台湾先住民による部隊、高砂義勇隊をコンセプトとして作成されています。
史実を元に作られたアルバムで、
親日国である台湾ならではといえます。
ソニックはタイトルこそ英語でも、
日本、そして戦争について歌われたものは多いですね。
QUEEN(クイーン)も日本との結びつきが強いため、
1976年リリースのアルバムA DAY AT THE RACES(華麗なるレース)では、
TEO TORRIATTE「手をとりあって」と日本語タイトルが収録。
さらに日本語歌詞も登場するなど、
ファンには非常に嬉しいものでした。
マーティ・フリードマン、ジェイソン・ベッカー2人の天才ギタリストによる
CACOPHONY(カコフォニー)では、
マーティが日本びいきなこともあってか、
THE NINJA「ニンジャ」を収録。
スピード感溢れる曲!かと思いきや、
ニンジャの精神や生き様、精神性について歌われたヘヴィチューンでした。
セルビアのメタルコアバンドRAIN DELAYは、
Shiseido「資生堂」という曲を発表していますが、
これは勘違いした日本を歌った曲なような(苦笑)
やはり日本に関りの深いバンドが、
日本語タイトルを付けるケースが多いですので、
ファンとしても嬉しいですね!
IRON MAIDENにはSenjutsu「戦術」をひっさげて是非来日してほしいものです!