COVID-19、新型コロナにより2020年度の公演が中止となっていた、
本家イギリスのDownload Festivalですが、
2021年度の開催も中止が決定してしまいました。
その翌年2022年には6月10日〜12日に開催が予定され、
KISS、IRON MAIDEN、BIFFY CLYRO(スコットランドのロック・バンド)がヘッドライナーを務めます。
イギリスの新型コロナの状況はと言いますと、
2021年1月上旬〜中旬をピークに、
新たな感染者、死亡者も大きく減ってきています。
2021年3月上旬になると新たな感染者の1週間の平均が7,000人ほど、
(ピーク時は6万人ほど)
死亡者が300人ほど(ピーク時は1,200人ほど)でした。
これに加えてワクチン接種も進んでおり、
「1回のワクチンの接種で、80歳以上の方の重症化リスクが
80%以上減る」というデータも示されてきています。
イギリスで3度のロックダウンが行われ、
状況によっては夏まで続く可能性もありましたが、
6月21日までに段階的に緩和していくとのこと。
本家イギリスのDownload Festivalは
毎年5月下旬から6月中旬頃の開催。
収束に向けての明るい兆しが見えてきていますが、
スケジュールなどを考えるとまだ大規模ライヴに関しては難しそうです。
日本も2021年1月上旬〜中旬をピークに、
大きく減少しています。
日本でのライヴ状況はと言いますと、
配信ライヴは現在も行われていますが、
通常のライヴも徐々に行われてきています。
もちろん「ガイドラインを徹底遵守」したライヴで、
マスク着用、アルコール消毒、
入場時の体温チェック、もしもの時の連絡先提出など、
コロナ以前とは違ったライヴ方式です。
僕の住む富山でもようやくライヴが開催されつつあり、
来週には久々のHR/HM系のライヴに参戦です。
「ガイドラインを徹底遵守」は当然として、
ドリンクを飲むとき以外はマスク必須。
拍手、手拍子のみで大きな声を出すのはバツ。
バンド転換時に15分ほどの換気。
会場内、ライヴハウス前でもソーシャルディスタンス。
緊急事態宣言が出されていた地域からの来場はPCR検査必須など、
今までのライヴがどんなに楽だったかと思えるほどのものです。
これはアマチュアバンドのライヴですが、
4月にはプロアーティストを呼んでのライヴも開催予定で、
関東圏についてもライヴが開催されてきていますね。
LOUDNESS、ANTHEM、LOVEBITESなどの有名どころも、
延期にはなりましたが、
現在ではここ数ヶ月の間にライヴ開催が予定されています。
ただしこうやって動き出しているほとんどが日本国内のアーティスト。
世界的な流行のため、
海外バンドの来日はまだまだ困難なままの状況です。
大声での歓声、声援等が想定されるコンサートでは観客の収容率が50%。
大きな会場を借りたりするとなると、
収容人数が今までの半分ではまず赤字となってしまうはず。
来日するアーティストに関しても、
そもそも入国制限があったり、
行動の制限もあったり隔離措置があったりと、
来日できない、または困難となっています。
洋楽中心のプロモーターはかなり苦しい状況のようで、
コロナ禍でキャンセルになったチケット損失が、
業界全体で数100億になり、
国内アーティストと異なり補償の対象になっていないようです。
最悪の場合プロモーター倒産で、
今後洋楽アーティストの公演が少なくなることもありえますので、
そんな事態になってしまわないよう、
観客として見ている側の僕たちも、
補償の訴えかけやクラウドファンディングなど協力を考えないと行けない時期にきています。
もし良く行くライヴハウスやお世話になっているプロモーターがいれば、
ぜひ現状をみて自分に出来ることがないかチェックしてみてください!