HR/HMとフィギュアスケート、
全く関係が無いようで実はかなり親密度の高いこの2つ。
フィギュアスケートでHR/HMの楽曲が使われるケースは意外なほどよくあります。
アメリカのアイスダンス選手である
Oona BROWN「ウーナ・ブラウン」 と Gage BROWN「ゲージ・ブラウン」。
この2人の兄妹が使用した楽曲が、
なんとMETALLICA(メタリカ)のNothing Else Matters!
METALLICA史上初のラブソングとされており、
男女がペアとなって行われるアイスダンスとバッチリハマっています。
HR/HMとフィギュアスケートで思い出されるのは、
やはり羽生選手がショートプログラムで使用した、
GARY MOORE(ゲイリー・ムーア)の「パリの散歩道」。
(アレンジが加えられており、
後半はギタリスト、ジェフ・ヒーリーの
Hoochie Coochie Manを使用しています。)
2014年当時、日本で当然話題となったのですが、
なんとデイヴィッド・カヴァデールもこの件について「素晴らしい!」と言っていたんです!
2018年、平昌冬季五輪ではハンガリーのトース・イベット選手が
AC/ DCの「BACK IN BLACK」と「THUNDERSTRUCK」を使用、
マリー=ジャード・ローリオ、ロマン・ルギャックのペアがアイスダンスで、
QUEEN(クイーン)のYou Take My Breath Away「テイク・マイ・ブレス・アウェイ」、
Another One Bites the Dust「地獄へ道づれ」を仕様、
ブレンダン・ケリー選手はPINK FLOYD(ピンク・フロイド)の
Shine On You Crazy Diamond「クレイジー・ダイアモンド」、Money「マネー」を仕様しました。
ブレンダン・ケリー選手ですが、
なんと過去にMETALLICAのNothing Else Matters
「ナッシング・エルス・マター」を使用しており、
(デイヴィッド・ギャレットカヴァーによるもの)
DEEP PURPLE(ディープ・パープル)の
Third Movement Vivace Prestoも使用していたようです。
2014年のソチ五輪でも多数のHR/HM曲が使用されており、
ドイツ代表のペーター・リーベルス選手による、
QUEENのWho Wants To Live Forever「リヴ・フォーエヴァー」、
(デイヴィッド・ギャレットカヴァーによるもの)
チェコ代表のミハル・ブジェジナ選手は
EPICAがオーケストラをフィーチャーした、
IN THE HALL OF THE MOUNTAIN KING
「山の魔王の宮殿にて」、
ウズベキスタン代表のミーシャ・ジー選手が
GARRY MOOREのStill Got The Blues「スティル・ゴット・ザ・ブルース」を使用するなど、
意外なほどにHR/HM曲が使用されています!
さて他の日本人選手はどうかというと、
なんと織田信成選手はMOTLEY CRUEの
Toast Of The Town「トースト・オブ・ザ・タウン」をエキシビションで使用したことがあり、
女子で初めてトリプルアクセルを成功させた伊藤みどりさんは XのROSE OF PAINを仕様、
しかもプログラム用には、YOSHIKIさんが編曲したとのことです!
ちなみに2014年にルール改正が行われ、
ボーカル曲も解禁となりました。
シンフォニックなHR/HMも多数ありますので、
今まで以上にメタルなフィギュアスケートを目にする機会が増えるかもしれません!
RHAPSODY OF FIREが使用される日が来ないか、
密かに期待しています!