第63回のグラミー賞 最優秀メタル・パフォーマンス賞、
受賞アーティストが2021年3月15日発表され、
BODY COUNT(ボディ・カウント)の
BUM - RUSHが栄冠に輝きました!
CODE ORANGEや、
ライリー・ゲイルの訃報があったPOWER TRIPが有力だったため意外な結果でしたが、
歴代受賞はどんなバンド、曲だったのでしょうか?
今回は歴代受賞者を振り返ってみます!
2020年 TOOL(トゥール)/ 7empest
2019年 HIGH ON FIRE(ハイ・オン・ファイア) / Electric Messiah
2018年 MASTODON(マストドン) / Sultan's Curse
2017年 MEGADETH(メガデス)/ Dystopia
2016年 GHOST(ゴースト)/ Cirice
2015年 TENACIOUS D(テネイシャスD)/ The Last in Line
2014年 BLACK SABBATH(ブラック・サバス)/ God Is Dead?
2013年 HALESTORM(ヘイルストーム)/Love Bites (So Do I)
2012年 FOO FIGHTERS(フー・ファイターズ)/ White Limo
2011年 IRON MAIDEN(アイアン・メイデン)/ El Dorado
2010年 JUDAS PRIEST(ジューダス・プリースト)/ Dissident Aggressor (live)
2009年 METALLICA(メタリカ)/ My Apocalypse
2008年 SLAYER(スレイヤー)/ Final Six
2007年 SLAYER(スレイヤー)/ Eyes of the Insane
2006年 SLIPKNOT(スリップノット)/ Before I Forget
2005年 MOTORHEAD(モーターヘッド)/ Whiplash
2004年 METALLICA(メタリカ)/ St. Anger
2003年 KORN(コーン) / Here to Stay
2002年 TOOL(トゥール)/ Schism
2001年 DEFTONES(デフトーンズ)/ Elite
2000年 BLACK SABBATH(ブラック・サバス)/ Iron Man (live)
1999年 METALLICA(メタリカ)/ Better Than You
1998年 TOOL(トゥール)/ Ænema
1997年 RAGE AGAINST THE MACHINE(レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン)/ Tire Me
1996年 NINE INCH NAILS(ナイン・インチ・ネイルズ)/ Happiness in Slavery (live)
1995年 SOUNDGARDEN(サウンドガーデン)/ Spoonman
1994年 OZZY OSBOURNE(オジー・オズボーン)/ I Don't Want to Change the World (live)
1993年 NINE INCH NAILS(ナイン・インチ・ネイルズ)/ Wish
1992年 METALLICA(メタリカ)/ Metallica
1991年 METALLICA(メタリカ)/ Stone Cold Crazy
1990年 METALLICA(メタリカ)/ One
過去には最優秀ハードロック・パフォーマンス賞も存在し、
2012、2013年はHR/HMを合わせた
最優秀ハードロック/メタル・パフォーマンス賞もありました。
(HRパフォーマンス賞ではAC/DCやVAN HALENが受賞していました)
さらに1989年まで遡ると、
最優秀ハードロック/メタル・パフォーマンス・ヴォーカル・オア・インストゥルメンタル賞もあり、
この時はJETHRO TULLが受賞。
METALLICAが本命とされていたため、
ブーイングが巻き起こったとか。
翌年METALLICAはONEでグラミー賞を受賞し、
HRパフォーマンス賞やロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞など、
メタルというジャンルを飛び越えながら多数の受賞を果たしました。
しかしHRとHMの賞を統合したり、
初期はJETHRO TULLが受賞したり、
俳優のバンドであるTENACIOUS Dが受賞したりと、
いくつか疑問もあります。
SLIPKNOT、STONE SOURのコリィ・テイラーも、
ジャンル統合に関しては「グラミーはメタルをリスペクトしていない」と
過去に発言したことも。
2017年MEGADETHが受賞した際、
メンバーがステージに向かう際に流れていたのは、
なんとMETALLICAの「MASTER OF PUPPETS」!
ハウス・バンドの演奏によるものだったようですが、
よりにもよっての選曲でした。
メタルが取り上げられることは喜ばしいですが、
やはりグラミーでメタルが冷遇されているように感じてしまいますね。