女優として歌手としてプロデューサーとして、
アメリカでは知らない人はいないほどの知名度を誇るマイリー・サイラス。
日本でも名前は聞いたことがあると言う人は多いと思います。
曲を出せば大ヒットし、
正にアメリカを体現するようなビッグな存在ですが、
なんとこのマイリー・サイラス、
METALLICAのカヴァー・アルバムを制作中なのだとか。
実はGlastonbury Festival 2019にて、
METALLICAのNothing Else Mattersをカヴァー済み。
METALLICAファンとして納得の内容ではないかもしれませんが、
これでMETALLICAの存在がさらに広がっていくのはいいのかもしれません。
同じくアイドル的存在としてMETALLICAをカヴァーした女性アーティストがまだいます。
それはなんとアヴリル・ラヴィーン。
しかもMETALLICAのFUELをカヴァー!
問題作と言われるリロードの中で、
唯一ともいえるメタリックな曲!
パンキッシュな要素の強いアヴリルと
ストレートな攻撃性の相性がよかったのでしょうか。
これについては「MTVIcon:METALLICA」に出演した際に、
METALLICA本人の前でカヴァー。
このカヴァーはDVD「MY WORLD」のボーナスCDに収録されています。
アヴリルは他にもNickelbackのHow You Remind Meもカヴァー!
この曲はONE PIECEの映画主題歌にも使用されました。
他にもHR/HMの名曲がカヴァーされた例として、
シンガーソングライターのシェリル・クロウが、
GUNS N' ROSESの「スウィート・チャイルド・オブ・マイン」をカヴァーし、
グラミー賞も獲得しました!
日本でもHR/HMの名曲をカヴァーしている人がいます。
その人はジャズ・ピアニストの西山瞳さん。
「ジャズ・ピアニストとHR/HM!?」とお思いかもしれませんが、
この西山瞳さんはガチのHR/HMファン。
幼少の頃よりクラシック・ピアノを習っていたのですが、
イングヴェイ・マルムスティーンの「The Seventh Sign」を友人に貸して貰ったことから、
メタルに目覚めたとのことです。
西山さんはイングヴェイを聴いて、
「テクニカルで洗練され音楽の幅が広い」との感想を持ったようで、
イングヴェイのネオクラシカルサウンド、
やはりクラシックをやっている人にも、
琴線に触れるものがあったんですね。
西山さんは他にもPANTERA、MEGADETH、DREAM THEATERも聞いていたようで、
それらの楽曲を中心に、
メタルをジャズ・カヴァーした
「New Heritage Of Real Heavy Metal」シリーズをいくつもリリース!
(New Heritage of Real Heavy MetalIIIのダイジェストが試聴可能です)
いつも聞いている激しいサウンドはないですが、
よりメロディが強調された新たな世界がそこには広がっています。
非HR/HMのアーティストがHR/HMのカヴァーをする例はそこまでないですが、
(HR/HMのバンドが非HR/HMのカヴァーをする例は結構多いのですが)
曲の意外な一面が垣間見られるのも事実。
これを期にHR/HMを聞いてみようと言う人が増え、
ファン拡大に繋がっていって欲しいですね!