2020/03/13コロナウイルスに負けない!メタル映画「ヘヴィトリップ」を見てきました!
世の中は新型コロナウイルスの影響で自粛やら、
各ライヴ、フェスの中止、延期、ライヴハウスがやり玉にあげられるやらと、
気が滅入るニュースばかりですが・・・。
(DOWNLOADやKNOTFESTなども延期になってしまいました・・・。)
今話題のメタル映画「ヘヴィトリップ」を見てきました!
映画館も感染の危険があるなんて言われているので、
なかなか話題に出来ませんでしたが、
テンションを少しでも上げるためにこの映画の話をします!
僕は富山県に住んでいるのですが、
残念ながら富山での上映は現時点でなく、
皆の評判を聞いて見に行きたいと思っていたのですが・・・。
お隣石川県、金沢で上映があることを知り、
上映が始まったら見に行こうと思っていたら、
この新型コロナウイルス騒ぎ!
その前にはOUTRAGEなどを見に2/23に金沢に行っており、
「ヘヴィトリップ」を見に行ったのは2/29、
世間で感染源とよく言われる場所に出入りし、
石川県でも感染者が確認はされていましたので、
なかなかライヴやら映画館に行ったとは言いにくい雰囲気に・・・。
そこはしっかり前日までもうがい、手洗いを忘れず行い、
施設に入ったら消毒液で手洗い、
自分がもし感染していた場合の事も考えマスク着用。
乾燥もよくないことですので、
喉を潤す用のお茶、飴も準備して映画館に望みました!
映画館ではやはり黒いTシャツが見受けられ、
他の映画とは始まる前から違う雰囲気。
金沢での上映はデスヴォイス割引やTシャツの販売は残念ながらなしでした・・・。
・・・そして遂に上映開始デス!
スクリーンに映し出される、
革ジャン、長髪でメタルTシャツな主人公トゥロ。
村のヤンキーからは何で男なのに髪が長いんだ、
「ホモ〜」とトゥロはバカにされています。
この映画の舞台はフィンランドの話。
人口10万人あたり53.2のメタルバンドが存在し、
メタル大国とされているフィンランドですが、
そこまでメタルという存在が認知されていない?
さらにLGBTに優しい国と言われていますが、
長髪=女性という認識。
フィンランドと言っても田舎町の話なので、
フィンランド全体とはまた違うのでしょうか?
さて主人公トゥロは介護施設に勤める青年。
村の仲間とコピーバンドを組んでおり、
12年活動するもステージ演奏、オリジナル曲はなし。
そんな時オリジナルの曲を作ることとなり、
ギターのロットヴォネンのひょんな出来事から、
キラーリフが作られ名曲が誕生、
と同時にノルウェーメタリフェスのプロモーターと出会い、
そのフェスに出演するという話になりました。
フェス出演の話が村中の噂になりお小さな村は祭り騒ぎ!
皆が賞賛し、村長からは村の英雄だと、
今までの扱いが嘘のように!
しかし地元ライヴハウスで初のライヴを行うと大失態!
極度のあがり症のトゥロはゲロをぶちまけてしまうのです。
(しかも村長に綺麗にゲロがかかります)
そしてフェスにも出演出来ないこととなり、
一気に状況は一転、バンドは解散の危機となります。
この危機を何とかしようと、
ムードメーカーのドラマーのユンキが奔走しますが、
事故で死んでしまい、
バンドは解散してしまいます。
友ユンキの死とバンドの解散。
自分の不甲斐なさを嘆いたトゥロは奮起しバンドを再結成。
トゥロはバンを盗み、
ユンキの棺桶を乗せ、
フェスに出演するためノルウェーに向かうのです・・・。
ネタバレはできるだけ避けますが、
ライバルとヒロインを巡っての苦闘、
ノルウェーに向かう際に武力抗争に巻き込まれたり、
ヴァイキングの巡航があったり、
思わず頭を振りそう、リズムを刻んでしまうような曲が出てきたり、
そして最後の最後にはウルッとくるシーンがあったりと、
内容にまとまりはないのですが、
最後の最後には心にぐっとくる映画でした。
それを象徴するように金沢での上映は、
終演後に拍手が起こっていました。
(終わったら拍手しようと思っていたのですが、
しようとした前にもう拍手が起こりました!)
ゲロ吐くシーンが何回も出てくるのに、
感動してしまうなんてこの映画くらいです。
「世界中の映画祭が号泣し!笑った!」の謳い文句は本当でした。
近場で上映があるならば、
この停滞ムードの今だからこそ見に行った方がいい映画です!
映画がかなり好評なので今後のDVDリリースはというと・・・。
輸入盤でDVDリリースはありますが、
当然日本語字幕盤は現時点でなし!
皆でもっと「ヘヴィトリップ」を盛り上げて、
国内盤DVDがリリースされるよう応援していきましょう!
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METAL HAMMER JAPAN(メタルハマー・ジャパン)vol.1の表紙、一部コンテンツが公開!