大好評のうちに終了したBLACK EARTHの日本公演!
熱狂的ファンの多いヨハンVo、
1st〜3rdからのライヴだったので、
ARCH ENEMYとはまた違う盛り上がりだったようですね。
今ARCH ENEMYではSILVERWINGなど初期の曲は演らないため、
ライヴに行った方は本当にいい思い出になったと思います!
そして今回のライヴで演奏したある曲が話題になっていました。
それはIRON MAIDENのACES HIGHのカヴァー。
ACES HIGHといえば1984年リリースの5thアルバム、
POWERSLAVE「パワースレイヴ」のオープニングトラックで、
邦題は「エイシズ・ハイ 〜 撃墜王の孤独」。
タイトルからしてすでにかっこよく、
第二次世界大戦のスピットファイア(イギリス)と
メッサーシュミット(ドイツ)との空中戦を描いた曲で、
IRON MAIDEN屈指の名曲とされています。
正に自身も戦闘機に乗っているかのようなスリリングさです!
今回BLACK EARTHがACES HIGHをカヴァーしましたが、
2016年のツアーでも演奏し、
さらにちゃんと音源としてリリースされています。
1997年リリースの日本独自企画「鋼鉄の魂〜メイド・イン・トリビュート」がおそらく初出。
他にもIN FLAMESやTHERION、DARK TRANQUILLITYもIRON MAIDENのカバーが収録され、
このアルバムで「ARCH ENEMYのACES HIGH聴ける!」とテンションが上がったものの、
これを知ったときにはそこそこ年月が経っていたため、
確か廃盤でゲットすることができず…。
WAGES OF SIN輸入盤のボーナスCDでようやく音源を聴くことができました。
(今ではカヴァー集がリリースされたり、
再販で曲が追加されたりと聴きやすくなりましたが、
当時はなかなか大変でした。)
IRON MAIDEN屈指の名曲と言うことで、
いろんなアーティストにカバーされている名曲でもあります。
そこで今回はどんなアーティストが、
どうカバーしているのかチェックしてみました!
●CHILDREN OF BODOMもACES HIGH「チルドレン・オブ・ボドム」
「ア・トリビュート・トゥ・ザ・ビースト~アイアン・メイデンに捧ぐ」に収録。
サウンドは原作に近いスタンダードなものながら、
よりスピード感がアップし、
ヤンネ・ウィルマンのキーボードソロが印象的!
●Jeff Scott Soto 「ジェフ・スコット・ソート」、
Nuno Bettencourt「ヌーノ・ベッテンコート」
Billy Sheehan「ビリー・シーン」
Vinny Appice「ヴィニー・アピス」
名前だけでそのヤバさがわかる、
歴戦の猛者達によるトリビュート。
おそらく海外で発売されたIRON MAIDENトリビュートに収録されたもので、
かなりアレンジが加えられています!
●BURDEN OF GRIEF「バーデン・オブ・フリーフ」
ドイツのメロデスバンドで、
ヴォーカルこそどこか悲鳴にも似たデス声ながら、
演奏面は非常にスタンダード。
●Machine Men「マシーン・メン」
フィンランドの正統派メタルバンドで原曲にほぼ忠実、
ヴォーカルがブルース・ディッキンソンと似たタイプ!
それもそのはずブルースに影響されてバンドを組んだのだとか。
●STEVE 'N' SEAGULLS「スティーブ・アンド・シーガルズ」
HR/HMの曲をカントリー/ブルーグラスでカヴァーするバンド。
軽快なサウンドとどこか土の香漂う民族楽器とのコンビネーションがクセになります。
●Thomas Zwijsen 「トーマス・ズウィジュセン」
オランダ出身のクラシックギター奏者。
アコギのインストカヴァーで、
フラメンコ風のサウンドが原曲とは違ったスリリングさを聴かせてくれます。
HR/HM以外でもカバーされていますが、
それぞれアレンジを加えて別の魅力を出したり、
原曲愛を貫いたり非常に興味深いです。
この機会に伝説的名曲とカバー曲、
聴き比べてみてACES HIGHの魅力を再確認してみてはいかがでしょうか?