最近のHR/HM界についてですが、
次世代のLED ZEPPELINと賞賛されるGRETA VAN FLEETが日本でも大ヒット!
日本からも数々の海外フェスに参加するLOVEBITESなどが登場!
その一方でHR/HM界ではマイナスの話題も出てきています。
マイナスの大きな一面は去年のLOUD PARK開催中止。
今年はDOWNLOAD JAPANが開催されますが、
このDOWNLOAD JAPANの状況によっては、
LOUD PARKの今年開催が危ういなんて話も…。
「ライヴやフェスの動員力低下」についてですが、
LOUD PARKにはここ何年も連続で参戦していますが、
人が以前より少なくて見やすいな〜と思なんて時もありました。
(アリーナも人がいっぱいの年ももちろんありましたが)
客入りが悪く去年はLOUD PARKが開催されなかったため
「ファン層の高齢化」が心配されています。
ライヴ、フェス、イベントに行くと、
若いファンももちろんいますが、
やはり多くを占めているのは30代後半の僕より年上の40歳以上…。
高齢化については長い間ファンがついているという反面、
HR/HMが若年層にうまくアピールできていないということでもあります。
そんな中、メイデンさん(maidenjap)の、
このツイートが話題になっています。
「【メタルファンの方、意見を聞かせて下さい!】
日本でメタルを囲む環境が年々厳しくなってます。
ライブやフェスの動員力低下、ファン層の高齢化
に伴う市場縮小など。
若年層を取り込みつつ、未来を見据えた
市場活性化策とは?
皆さん、メタルを盛り上げるため返信ツイ下さい!
お待ちしています!」
特に重要である若年層の取り込みをどうするか。
様々な意見が飛び出しています。
意見をまとめると、
●チケット代が高いのでもっと安価に
●イベントが大都市に集中しているので地方での開催も
●若手バンドが育っていないので育てるべき
●初心者メタラーに優しくないのでもっと新規が入ってくる環境を
●HR/HMバンドがTVに出ていた頃と違って知る機会が少ない
●HR/HMのジャンルをもっと広く、ヴィジュアル系やB'z、ワンオクもHR/HMの範疇に。
SiMやcoldrainのラウド系もHR/HM系のフェスに
●TVやSNSで若者の目にとまるように露出を増やす
●HR/HMが好きな有名人とのタッグで注目を集める
これとは逆に魅力的な楽曲、バンドが出てきていないのが問題で、
世に残る超名曲が生まれればいいので、
こういった考え自体不要との意見、
今まで来日していなかったバンドも来日するようになっているので、
バンド、ジャンルが細分化しただけで、
それほど衰退していないとの意見もありました。
実際の所チケット代を安くしたり、
HR/HMの範疇を広げたり、
メディア露出を増やすことで、
若年層の取り込みが可能なのでしょうか?
この問題についてはHR/HMに限らず多くのジャンルでの課題で、
「若者の○○離れ」なんて言葉があるように、
野球離れ、テレビ離れ、車離れ…。
どんなジャンルでも若者がなかなか入ってこないのが実情のため、
そう簡単にはいきそうにないのが現状です。
それでは世に残る超名曲が出てくるのを待つのか?
仮に超名曲が出てきてブームとなったとしても、
HR/HMという存在の地盤が出来ていなければ、
その曲またはそのバンドだけのブームとなって、
HR/HM全体が盛り上がることはない可能性も…。
さらに流行になっても問題があり、
流行になることで知識の無い人が金儲けのためだけに群がる可能性も有り、
それによって古くからのファンが出て行っていくという最悪な事態も…。
一時メジャーな存在になったとはいえHR/HMは元々アングラであり、
だからこそまだ見ぬバンド、知識を求めて発展していった面もあるので、
再度メジャーな存在となったとき、
ファン、マニアが離れていく可能性が…。
新規ファンを開拓しつつも、
あまりメジャーになりすぎないという、
かなり難しい状況ではありますが、
HR/HMの今後について一度考えてみてはいかがでしょうか?
個人的に思うのは…。
いわゆるBurrn!で取り上げているもの以外はHR/HMの範疇とされにくい。
名盤聴くのは必須。ベストアルバムなんかもってのほか。
そのバンドの音を聴いておかないとそのバンドのTシャツを着ることが出来ない。
もちろん全ての人がこう思っているわけではないですし、
周りの人がこうだと特定の誰かの事でもないですが、
HR/HM界全体としてこんな雰囲気を感じてしまいます。
(もちろんこういった考えを持っている人も一定数必要なわけですが)
聴いている側としてもこう感じてしまうのだから、
新規の方はこういった雰囲気をより感じてしまうのでは。
新規の人も取り込んでHR/HMが今後も続いていくためには、
今いる人達がマインドを変えていくのも必要なのかもしれません。