「モーツァルトよりメタリカを聴け!」
本屋で見かけたセンセーショナルな見出し。
これこそが現在話題となっている書籍、
「メタル脳 天才は残酷な音楽を好む」でした。
「ホンマでっか!?TV」など、
テレビでもお馴染みの中野信子先生の著書で、
各種SNSでも評判となっていたため僕も購入してみました。
著者の中野信子先生について補足しておくと、
脳科学者、認知神経科学者、評論家で、
博士（医学）の学位を取得、
上位 2 %の IQ (知能指数) を持つ人達が参加する国際グループ、
MENSA（メンサ）の元会員と、
つまりはめちゃくちゃ頭のいい方です。
旦那様はというと、
大阪芸術大学アートサイエンス学科・准教授の中野圭氏。
「メタル脳」の著書を出している位なので、
中野先生自身ももちろんメタル好きな訳ですが、
旦那様もメタル好きでギターも弾くのだとか。
著書の中では「CARCASSのアルバムHEARTWORK収録のDeath Certificateの緻密さは、
コンピュータプログラミングにおける緻密さと似ている」と独特のコメントも。
さてこの「メタル脳」ですが、
世間からは「残酷」「暴力」「嫉妬」「悪魔」「死」などといったマイナスイメージで見られるメタルには、
「実は現代社会が刮目すべき効能の数々が秘められている」といった内容の著書です。
僕自身も読んでいる最中ですが、
「オキシトキン」、「内側前頭前野」などと聞き慣れない単語が出る一方で、
「メタリカ」、「イングヴェイ・マルムスティーン」などとお馴染みの名前が挙がるなど、
面白くも不思議な感覚になってしまいます。
詳しい内容は是非読んでいただきたいのですが、
本の中身でいくつか気になった部分をご紹介！
・メタルは「反社会的」ではなく「非社会的」
・メタルを聴くと認知機能が向上する
・メタルは子供を守ってくれる音楽
・メタルは孤独感を癒やしててくれる
・医師は手術中にメタルやロックを聴いている
・メタルは日本人に向いている音楽
・社会通念を打ち破るメタルの存在意義
どうでしょうか？このタイトルだけで、
一体どんな内容なのか気になってしまった方も多いのではないでしょうか？
例えば第2章の”メタルが真の強い「個」を育む”では
「反社会的」ではなく「非社会的」なメタルファンは、
日和らない基準、つまりここだけは譲れない、
自分だけの基準を作りやすく、
現在の社会を生きる上で強力な武器になるとしています。
こんな感じでメタルと社会、脳、政治など様々な要素が理論的語られ、
いまいち世間からは評判のよくないメタルですが、
実はとても優れた音楽であることが証明されています！
正直そんなこと言われなくても
「メタルは最高に決まってるだろ！」とお思いの方多数と思いますが、
理論的にメタルの素晴らしさを考える、
これこそがメタル的で有り、一興かと思いますので
チェックしてみてはいかがでしょうか？
メタル脳 天才は残酷な音楽を好む
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